コンテンツへスキップ

祖母の気持ちを感じる黄八丈~要らない着物の売り方~

私が一番大切にしている着物は、黄八丈です。
着物が好きで、30着ほど持っているのですが、その中でも特別な存在です。私が着物を好きになるきっかけとなったのが、この黄八丈なのです。
この黄八丈は、祖母からの贈り物です。

といっても、直接貰ったわけではありません。
祖母は、80を過ぎてから、孫である私に黄八丈を仕立てたい、と思い立って、反物を購入したそうです。
けれどその直後に体調を崩して、針を持つことができなくなってしまいました。
一人での生活が無理になったため、病院に併設された老人ホームに入る事になったのですが、祖母は入所の荷物の中に黄八丈の反物を入れていました。元気になったら仕立てたい、という気持ちで。
けれど、針やハサミを持つことが中々ままならず、反物のまま退所の日を迎え、一緒に家に帰る事になりました。
けれど、すぐにまた体調が悪くなり、入院する事になって。
祖母は、そのまま、退院することなくなくなりました。

病院に持って行った荷物の中からは、また、黄八丈の反物が出てきました。
老人ホームに入所する時も、病院に入院する時も、ずっと仕立てたい気持ちで持ち歩いていたようです。けれど、それもかなわぬまま。
祖母のお葬式の後、それを知った母が、私に黄八丈のことを教えてくれました。そして、その反物をどうするのか、という話になりました。
私はそれまで、自分で着られる着物と言えば浴衣程度だったのですが、祖母がそこまで気持ちを込めてくれた黄八丈を着てみたい、と思いました。そして、母と相談をして、業者さんに仕立てていただきました。

幸い、街着として使えるデザインですので、私は何十回と、その黄八丈を着てきました。すでに八掛の裾がほつれてきており、そろそろ直しに出さないといけないのですが、それだけ何度も着てきたということでもあります。
祖母は、その着物が私の手に渡ったことも、私がそれを着ていることも知りません。
けれど、知ってくれたらきっと喜んでくれるだろうな、と、着付けるたびに思いながら、私はまた黄八丈を着て過ごすのです。

これ以外の着物を着る機会がなくなってしまったので、処分を考えています。捨てるのはもったいないので売れればな、と。神戸で売るならどこが良いのでしょう?【着物買取神戸

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です